ウィケットキーパー（2009年生、母コートアウト）

ウィケットキーパー（2009年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「クリケットにおける捕手」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したコートアウトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のオフサイドトラップカップ(1000万下)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、6着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

3歳（2012年）

3月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず最後はクシャトリアと並んで8着同着となった。

4月29日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のレッドルイーザをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月21日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したイングリッドにハナ差届かず2着となった。

8月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったミッキーレモンにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2013年）

2月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアロヒラニをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

3月16日、中4週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

6月16日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

8月25日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

10月5日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の菅名岳特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイワユニティーをクビ差振り切って3勝目を収める

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月21日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の冬至特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2014年）

2月10日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月18日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月7日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月7日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のオフサイドトラップカップ（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（11戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルアウラートをアタマ差振り切って優勝

11月1日、中7週で迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。