アロヒラニ（2009年生、母ファインセラ）

アロヒラニ（2009年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝くまばゆい空（ハワイ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したファインセラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦3勝2着6回、中央障害10戦2勝2着1回。2016年の新潟ジャンプステークス(JG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額6,000万円（15万×400口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月3日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のプレミアムタイムに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2012年）

8月4日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月22日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

4歳（2013年）

2月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したウィケットキーパーにハナ差届かず2着となった。

4月7日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた8戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアールデュランにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月28日、中5週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンターキーをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたエックスマーク決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月6日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたシャドウバンガード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2014年）

2月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したレコンダイトに半馬身届かず2着に敗北した。

3月16日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月11日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ウィリアムズ騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルシュライに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

8月2日、中8週で迎えた19戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.エスポジート騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月14日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったホーカーテンペストにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月27日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

12月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2016年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートギアに3/4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月7日、中7週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサンライズロイヤルに3馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

6月25日、中6週で迎えた29戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた30戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイセイドリームから1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた31戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月19日、中8週で迎えた32戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

8歳（2017年）

1月21日、中8週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月1日、中9週で迎えた34戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月27日、中7週で迎えた35戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。