ポタリング（1985年生、母シヤダイクリアー）

ポタリング（1985年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のルドウターブル（当時7歳）と交配したシヤダイクリアーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地36戦5勝2着7回、中央障害3戦2勝。1987年のひいらぎ賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダービーガンマンに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのひいらぎ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下の福寿草特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ビソアスイートに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月18日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳400万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフレンチラベンダーに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月28日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったホリバンダイに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（新潟芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた15戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（1989年）

4月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（12戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（13戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったカンナイテイオーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中2週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったインターエンブレムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月18日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の積丹特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったリキマナードにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

7月30日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（14戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングイールに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月27日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（15戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るルックボーイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（16戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアラビアアモンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1990年）

1月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（17戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月15日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（19戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（20戦3勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（21戦3勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のギャロップチドリに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月3日、中1週で迎えた31戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（22戦4勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（23戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（24戦4勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（25戦4勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、初風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（26戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したピレネーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月13日、中4週で迎えた36戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、神無月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアイミラクルに約15馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月9日、中3週で迎えた38戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のベイオブアイランドに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

7歳（1992年）

5月17日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に57kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。