ピレネー（1986年生、母ランゲル）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

6月12日、デビュー戦は津曲浩二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月19日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

3歳（1989年）

1月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

1月29日、中1週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた4戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のビゼンボールドに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月5日、連闘で迎えた5戦目は、4歳400万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月19日、中5週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカルチェラタンを3/4馬身振り切って制した。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月23日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の阿寒湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月10日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

4歳（1990年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず最後はコウエイプロスパーと並んで10着同着となった。

3月11日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋明騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月9日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーエイブルーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月1日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、キングイールに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日高特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウセイシャインを3/4馬身差し切って順当に勝利した。

7月28日、中1週で迎えた23戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲浩二騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた24戦目は、初風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲浩二騎手（14戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のポタリングをハナ差振り切って5勝目を奪取した。

10月13日、中4週で迎えた25戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で津曲浩二騎手（15戦4勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津曲浩二騎手（16戦4勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた27戦目は、市川ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で津曲浩二騎手（17戦4勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた28戦目は、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で津曲浩二騎手（18戦4勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月16日、約5か月半の休養明けで迎えた29戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で津曲浩二騎手（19戦4勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で津曲浩二騎手（20戦4勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた31戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。