トーエイブルー（1986年生、母イヴオンラパカ）

トーエイブルー（1986年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時5歳）と交配したイヴオンラパカが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回、地方17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の潮騒特別(900万下)。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

5月21日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイユードリームに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上400万下の利尻特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノハマカゼに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上400万下のまりも特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニホンピロエリスに2馬身の差をつけて2勝目を収める

8月19日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したキングイールにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月22日、中4週で迎えた7戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハツノナタリーにクビ差届かず2着となった。

4歳（1990年）

2月3日、中6週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白井特別（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（9戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピレネーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川英二騎手（12戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレイクダービーに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で細川英二騎手（13戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサニーボールドを鮮やかな末脚で半馬身差し切って4勝目をゲットした。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で細川英二騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月4日、中9週で迎えた18戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

12月9日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、市川ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（15戦4勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5歳（1991年）

8月11日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、マリーンステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（16戦4勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

10月12日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は細川英二騎手（17戦4勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた24戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（18戦4勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（19戦4勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた26戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた27戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（20戦4勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

1月19日、中1週で迎えた28戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（21戦4勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月22日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、小林敏昭騎手を鞍上に迎えて、ジュライハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドガイに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

12月21日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、ディセンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林敏昭騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（1993年）

1月28日、中4週で迎えた31戦目は、ガーネット特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林敏昭騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、きさらぎ特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林敏昭騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエイホープに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月18日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた33戦目は、フラワーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林敏昭騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスイーグルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月5日、中6週で迎えた34戦目は、埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林敏昭騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったパワーデイクターからクビ差の2着に惜敗した。

11月23日、約6か月半の休み明けで迎えた35戦目は、NTV盃（船橋ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林敏昭騎手（6戦3勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林敏昭騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（1994年）

1月20日、中3週で迎えた37戦目は、新春盃（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で小林敏昭騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンコーバトラからクビ差の2着に甘んじた。

2月15日、中3週で迎えた38戦目は、川崎記念（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で小林敏昭騎手（9戦3勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた39戦目は、TV埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林敏昭騎手（10戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた40戦目は、かしわ記念（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林敏昭騎手（11戦3勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月29日、中7週で迎えた41戦目は、報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で小林敏昭騎手（12戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた42戦目は、クイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小林敏昭騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月23日、中8週で迎えた43戦目は、松井達也騎手を鞍上に迎えて、エンプレス杯（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月29日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた44戦目は、東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた45戦目は、浦和記念（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。