キンコーバトラ（1989年生、母キンコーダイバー）

キンコーバトラ（1989年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドウカンヤシマ（当時9歳）と交配したキンコーダイバーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方42戦26勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年のサラブレッド大賞典。

経歴

デビュー前

福島幸三郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1991年）

10月3日、デビュー戦は野崎武司騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のテツノテシオに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦の黄菊特別 2組（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイタイザンから3馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の葉牡丹特別 2組（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のソーマローマンに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1992年）

7月18日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦のラベンダー特別 1組（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったパールフォンテンからクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1993年）

3月16日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野崎武司騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のドクターラツキーに2馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、花便り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野崎武司騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロンゲストタイムに6馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

4月28日、中3週で迎えた8戦目は、青嵐特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で野崎武司騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のザマサクラに2馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で野崎武司騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミタカテイオーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月18日、中4週で迎えた10戦目は、ペガサス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で野崎武司騎手（9戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた11戦目は、報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で野崎武司騎手（10戦6勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、はやぶさ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で野崎武司騎手（11戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアレアズマから半馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中4週で迎えた13戦目は、タンチョウ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で野崎武司騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフリートスターに7馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、ディセンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で野崎武司騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーストリートに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月31日、中3週で迎えた15戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、大晦日特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトランシットヒーロに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1994年）

1月20日、中2週で迎えた16戦目は、新春盃（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトーエイブルーをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

2月15日、中3週で迎えた17戦目は、フエブラリーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（14戦8勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマスコットスバルに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月16日、中3週で迎えた18戦目は、紅椿盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（15戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトアリーナに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月4日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、かしわ記念（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（16戦10勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（17戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフリートスターに6馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

6歳（1995年）

1月18日、中5週で迎えた21戦目は、川崎記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（18戦11勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

2月15日、中3週で迎えた22戦目は、TV埼玉杯（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野崎武司騎手（19戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた23戦目は、ダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野崎武司騎手（20戦11勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた24戦目は、かしわ記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野崎武司騎手（21戦11勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月4日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、和田正美騎手を鞍上に迎えて、師走特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトホムラに9馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

12月17日、中1週で迎えた27戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田正美騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディトップに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた28戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田正美騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田正美騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニッポーハヤブサに3馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

2月18日、中1週で迎えた30戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田正美騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトクノエースに2馬身の差をつけて優勝

3月10日、中2週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田正美騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディタイタンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、開設68周年記念（荒尾ダート2150m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で和田正美騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディタイタンに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で和田正美騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（荒尾ダート2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディトップに8馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマーブルマックスに4馬身の差をつけて勝利数を21に伸ばす

8歳（1997年）

1月5日、中4週で迎えた36戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディタイタンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月2日、中3週で迎えた37戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメーカーロッキーをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

3月9日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメーカーロッキーから1馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた39戦目は、開設69周年記念（荒尾ダート2150m 晴/稍重）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のメーカーロッキーに4馬身の差をつけて制した。

4月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアブクマヒーローに1馬身の差をつけて勝利数を25に伸ばす

5月11日、中1週で迎えた41戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で櫻木英喜騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったケンモンローから4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた42戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で櫻木英喜騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた43戦目は、A1（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のゾーンプレスをクビ差制して休養明けの一戦を制した。