マルモレイナ（2014年生、母マルモセーラ）

マルモレイナ（2014年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したマルモセーラが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。2016年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月25日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシゲルベンガルトラを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたジューヌエコール決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月27日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2017年）

1月29日、中8週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で田中健騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスリーランディアを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

9月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中健騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4歳（2018年）

3月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（10戦2勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったデロングスターにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（13戦2勝）。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2019年）

1月19日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（15戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中健騎手（16戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

2月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中健騎手（17戦2勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のコスモペリドットを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。