エイシンシンシン（1999年生、母エイシンカトリーヌ）

エイシンシンシン（1999年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したエイシンカトリーヌが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

7月15日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

12月22日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2002年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホーマンルーキーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月2日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4歳（2003年）

7月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のパワフルナカヤマをアタマ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ミチノククイーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のナチュラルメガミに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月1日、中2週で迎えた16戦目は、一般B4-7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた19戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のミチノククイーンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、白山特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。