ドゥアムール（2022年生、母ルシュクル）

ドゥアムール（2022年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「甘い愛(仏)。母名より連想。愛される馬になる事を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時14歳）と交配したルシュクルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2025年の橘ステークス(オープン)で2着に入った他、2024年の中京2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月15日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチギリに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグランカメリアに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2025年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のフウセツをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

3月8日、中3週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月11日、中8週で迎えた8戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ムイにハナ差交わされて2着となった。

6月15日、中4週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のゴキゲンサンに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

11月23日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。