フェレザ（2021年生、母ニーレンベルギア）

フェレザ（2021年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スペイン語Feliz(幸福)とBelleza(美)の組み合わせ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時8歳）と交配したニーレンベルギアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2024年の日高町建設協会特別2(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月15日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2024年）

3月16日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

8月7日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のペリドットフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ウィップスティッチに半馬身交わされて2着となった。

10月2日、中7週で馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、日高町建設協会特別2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のモノノフゴールドを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、映画「北の流氷」製作応援特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルビューティに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、ヒイラギ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のディオスメッセージに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2025年）

2月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2024年8月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。