ヤマトカイウン（1997年生、母マドカノルビー）

ヤマトカイウン（1997年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤエノムテキ（当時12歳）と交配したマドカノルビーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の杉並木賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月23日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は526kg。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

10月7日、中8週で迎えた8戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C5ニ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマジソンアベニューに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカラエコーから半馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で粂川京利騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のカヌマヘリオスに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で粂川京利騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカラエコーから1馬身差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、一般C4（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた14戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、クリスマス特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノシュンから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月9日、中1週で迎えた15戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた16戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた17戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後はスズアニーと並んで2着同着となった。

3月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C4（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（6戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた19戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。