テンコマンドゥール（2020年生、母コマンドゥールキイ）

テンコマンドゥール（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時13歳）と交配したコマンドゥールキイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、天白泰司によって1,320万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のサイタブラウンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月7日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月2日、中7週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4歳（2024年）

2月4日、中6週で迎えた13戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月20日、中8週で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた18戦目は、坂口智康騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。