ロマネクイーン（2010年生、母リストレーション）

ロマネクイーン（2010年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスのブドウ畑名より＋女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したリストレーションが25歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は上野正恵。戦績は、中央平地39戦2勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上野正恵から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、上野正恵から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、村田哲朗によって262.5万円で落札された。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月29日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2013年）

2月10日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったステキトワイライトにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

7月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドカスケードを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（2014年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月21日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

4月26日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月19日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

9月21日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（11戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったカカリアから2馬身半差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（12戦1勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた23戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5歳（2015年）

1月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（13戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月14日、中2週で迎えた25戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るイルーシヴキャットをクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月22日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたローガンサファイア決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月11日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月9日、中8週で迎えた30戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた31戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた32戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月17日、中3週で迎えた33戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2016年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、L.コントレラス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

5月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月3日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた37戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（14戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた39戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（15戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月24日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた40戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、すみだ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた41戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。