セイカコムルヴァン（2012年生、母セイカシミズダニ）

セイカコムルヴァン（2012年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋風の様に（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時9歳）と交配したセイカシミズダニが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般C3イ。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月29日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

10月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月20日、中9週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

1月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

6月27日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた12戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセイカヒカワザカに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

9月13日、中6週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた17戦目は、3歳戦の札幌馬主協会特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた18戦目は、岩手の新米ありがとう特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオレンジウォークに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、連闘で迎えた20戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したゼッサンにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月15日、中2週で迎えた21戦目は、水晶文旦特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3ト（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた24戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた25戦目は、シュクル&ブーケ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。