シルキーウイッシュ（1998年生、母ハウアイウイッシュ）

シルキーウイッシュ（1998年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイシンザン（当時8歳）と交配したハウアイウイッシュが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月29日、デビュー戦は高橋明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未出走（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたミキノフォーエバー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未出走（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月8日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

7月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月8日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のヒヤマクインダムに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2002年）

11月10日、約12か月の休み明けで迎えた10戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5歳（2003年）

7月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6歳（2004年）

1月25日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた19戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシェイシェイに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた21戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月9日、中5週で迎えた22戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。