ミラクルママ（1998年生、母ナイキユニバース）

ミラクルママ（1998年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時10歳）と交配したナイキユニバースが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方20戦9勝。主な勝ち鞍は2002年のゼラニューム特別(一般B)。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月24日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月21日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

9月16日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

12月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、小野敦騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた7戦目は、一般C15（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野敦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2002年）

1月27日、中3週で迎えた8戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野敦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野敦騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野敦騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野敦騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシングシャープに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小野敦騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイビクトリーに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月19日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小野敦騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームアミーゴに半馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

6月23日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

8月3日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月3日、中8週で迎えた17戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のゼンシンドップに4馬身の差をつけて優勝

10月25日、中2週で迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のライダーキャップに2馬身の差をつけて優勝

11月1日、連闘で迎えた19戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタツノテイゾーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のデライトフルタイムに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のファストハンターに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月23日、中2週で迎えた22戦目は、ゼラニューム特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のジェットホークに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた24戦目は、三重県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は竹下太騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、白梅特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（6戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた26戦目は、レンギョウ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（7戦5勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた27戦目は、ゆきやなぎ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（8戦5勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（9戦5勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。