ダイナウイナー（1984年生、母ダイナウィンド）

Dyna Winner

1984.04.14

ダイナウイナー（1984年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時8歳）と交配したダイナウィンドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の布引特別(400万下)。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月8日、デビュー戦は昆貢騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で昆貢騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロングマーチに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（1987年）

6月28日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリモボーイに3/4馬身届かず2着となった。

7月25日、中1週で迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモビュウティを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンギャラントに2馬身半の差をつけて制した。

10月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1400万下の嵐山特別（京都芝3000m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。