フライシュッツ（2019年生、母La Cressonniere）

フライシュッツ（2019年4月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「魔弾の射手(独)。ホルンの名曲があるオペラの題名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のGolden Horn（当時7歳）と交配したLa Cressonniereが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の戸塚陽菜記念(一般C32)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

1月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

4月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた4戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、フォートウィリアムに交わされて4馬身差の2着となった。

6月9日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のあっくん七五三記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4歳（2023年）

2月13日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、戸塚陽菜記念（名古屋ダート920m 曇/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメモリーシェークに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた13戦目は、矢作古川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、アベレージ5周年記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマオノルミエールに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、五条川特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた17戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグルメをアタマ差振り切って優勝

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキタノフランクースに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

デビュー前

安部幸夫厩舎（愛知）へ入厩。

6月16日、中3週で迎えた20戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、明日から始まる!第3回中京競馬（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、藤前干潟特別（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた23戦目は、宝鐘マリン誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラコンテに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、C2-9組（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロトクローバーに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、ケフェウス座特選（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた31戦目は、みずがめ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた32戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、うまかつJC 2nd 第7戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた33戦目は、ホースコミュニティ・サラブリトレーニング賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた34戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた35戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシークレットギアを半馬身振り切って7勝目を手に入れた。

6月15日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた39戦目は、うまかつ.netフリーペーパー賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。