バルドダンサー（2017年生、母ケイアイダンサー）

バルドダンサー（2017年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のアンライバルド（当時11歳）と交配したケイアイダンサーが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着を確保した。

11月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3歳（2020年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田和真騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

1月26日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキットサクラサクをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4歳（2021年）

2月4日、中7週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョーグランツに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月14日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、春風賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた22戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、短夜特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた23戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、月下美人特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアンジュエトワールを半馬身振り切って雨下の混戦を制した。

7月30日、中2週で迎えた24戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた25戦目は、秋風月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた26戦目は、かわさきジャズ2021開催記念（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた27戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、チカバのイナカ、アナタのアナバ愛川町杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5歳（2022年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ウェルカム2022賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月7日、中1週で迎えた29戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた30戦目は、弥生賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた31戦目は、花嵐賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた32戦目は、東風賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月12日、中2週で迎えた33戦目は、緑風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた34戦目は、薫風賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた36戦目は、風待月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた37戦目は、サマービーチ賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた38戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、サードニックス賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。