アンジュエトワール（2017年生、母スリーキセキ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、前山友厚から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、TMSエンタープライズによって356.4万円で落札された。2歳のとき、エクワインレーシングから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、竹下浩一によって1,458万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2019年）

11月8日、デビュー戦は保園翔也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルシャトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロッソアモーレに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2020年）

1月16日、中6週で迎えた3戦目は、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のストームドッグに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月19日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保園翔也騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のSPAT4PPキャンペーン賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で保園翔也騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋初月特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るダテノライトニングを自慢の末脚で半馬身差し切って久方ぶりの一戦をモノにした。

8月31日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったアギトにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、紅葉月特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノワールムーティエにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

4歳（2021年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、山茶花特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、零れ桜特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、伸びてきたエン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、月下美人特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバルドダンサー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のスポーツの日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

5歳（2022年）

1月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、七福神特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の端月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、梅見月賞（大井ダート1400m 雪/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

7月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、JAバンクよりぞう特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた19戦目は、新冠町軽種馬振興会青年部特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。