ムーンライトクロス（2005年生、母ミナミノキャリー）

ムーンライトクロス（2005年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時14歳）と交配したミナミノキャリーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ターフィー牧場。戦績は、地方35戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の紅梅賞(一般B1二 B2二)。

経歴

デビュー前

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2008年）

1月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は514kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブアンドラブに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったザマサイレンスをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月26日、中3週で迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトすみれ特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトライラック特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルークウッドに1馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月17日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンワーシップに1馬身半の差をつけて優勝

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフリーデコメを3/4馬身振り切って4勝目をマークした。

4歳（2009年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた10戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリープトゥフェイムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、中央区特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハイベットタイムをハナ差振り切って5勝目を獲得した。

10月29日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、関宿特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた15戦目は、三里塚特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2010年）

1月3日、中3週で迎えた17戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で坂井英光騎手（14戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジュピタープリンスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

1月14日、中1週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（15戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、春告鳥特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のジャスミンフレイズに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月9日、中2週で迎えた21戦目は、春音特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた22戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（16戦5勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた23戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（17戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月22日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、頬白特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（18戦5勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、パルス藍住賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（19戦5勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクールバニヤンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月10日、中4週で迎えた26戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（20戦6勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したザンスデヤンスを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月29日、中2週で迎えた27戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（21戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のトップフィーリングに1馬身半の差をつけて9勝目を掴み取った。

6歳（2011年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、紅梅賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のイイデスパートを半馬身振り切って10勝目を達成した。

3月10日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた30戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したラインジュエルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた31戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（22戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったグリーングローバルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（23戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月13日、中6週で迎えた33戦目は、アルタイル賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた34戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（24戦7勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

7歳（2012年）

2月17日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。