シンデレラメイク（2015年生、母プリンセスメイク）

シンデレラメイク（2015年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「シンデレラ＋母名の一部。童話のようにＧ１への階段を登り幸せを願い」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したプリンセスメイクが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。2017年の野路菊ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月9日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のタムロリバティに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月28日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

3歳（2018年）

3月4日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したカッパツハッチを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスワーヴアーサーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

8月25日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菱田裕二騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

11月3日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菱田裕二騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菱田裕二騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドロウアカードをハナ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4歳（2019年）

1月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菱田裕二騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菱田裕二騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月30日、中8週で迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネトシブレスにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月12日、中2週で迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（12戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（13戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（14戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（15戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

11月30日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月22日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

5歳（2020年）

2月15日、中7週で迎えた30戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

2020年3月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。