ベターミストラル（1997年生、母ベターガルソンヌ）

ベターミストラル（1997年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したベターガルソンヌが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の一般B1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村本牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、楳津繁によって1,050万円で落札された。

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月4日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1700m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアドライナーにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

5月27日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

4歳（2001年）

2月11日、約8か月半の休養明けで迎えた5戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋智大騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高橋智大騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた10戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月9日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキガルチに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月11日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオワリアートに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、南部片富士湖特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレモンシュガーをクビ差制して勝利を手に入れた。

12月29日、中0週で迎えた18戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、磐井川特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイーヴアポロンから3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

4月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロペニトレイトをハナ差制して4勝目を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、石桜杯（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた22戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた25戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2003年）

1月6日、連闘で迎えた26戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は西康志騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西康志騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原雅文騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた31戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎進騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎進騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。