ロサグラウカ（2015年生、母ローザブランカ）

ロサグラウカ（2015年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「薔薇の品種名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時8歳）と交配したローザブランカが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦3勝。主な勝ち鞍は2019年のグレイトフルステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月18日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテンタマユキノブに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウラヌスチャームに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルキラメキに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

4歳（2019年）

1月6日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたウラヌスチャーム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月9日、中8週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスのグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に終わった。

10月6日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着を確保した。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のバイマイサイドをハナ差振り切って4勝目を収める

5歳（2020年）

2月22日、中8週で迎えた11戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 雨/重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

6歳（2021年）

1月17日、中8週で迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

2021年1月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。