アポロリリー（2017年生、母アポロジャスミン）

アポロリリー（2017年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ゆり」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時8歳）と交配したアポロジャスミンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。主な勝ち鞍は2020年のサイエンスフェスタ賞(一般B2)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

4月25日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、サンロックランドにクビ差交わされて2着となった。

10月27日、中6週で迎えた6戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、国造ゆずまつり賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアマイルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中3週で迎えた7戦目は、サイエンスフェスタ賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファクタークニアキに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

4月11日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

8月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月4日、連闘で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月6日、中8週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月22日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林凌大騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雪/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月16日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月25日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた21戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬8月の特産品エントリーは本日まで!特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、成巽閣庭園特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた23戦目は、楽天競馬9月の特産品エントリーは本日まで!特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた24戦目は、楽天競馬で能登牛ハンバーグを当てよう賞（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

12月13日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、大磯らしい潤いづくり記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6歳（2023年）

4月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のエクレア賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月19日、中5週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた27戦目は、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた28戦目は、アッヴェラルシ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた29戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るトモノクリスタルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月4日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた31戦目は、夏の宵特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月25日、中5週で迎えた32戦目は、やまなみ五湖「相模湖」「丹沢湖」賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサーフシェイパーに3馬身の差をつけて優勝

9月13日、中2週で迎えた33戦目は、川崎競輪☆佐藤水菜選手応援しま賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったワイワイウォリアーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月10日、中3週で迎えた34戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、高麗山賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた35戦目は、タレイア賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブレバに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2021年12月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2024年）

4月3日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、アフロディーテ賞（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。