エアシャロウ（2019年生、母エアジェルブロワ）

エアシャロウ（2019年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+浅瀬。浅瀬から深い場所へ向かう思いを込めて」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したエアジェルブロワが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の長谷賞(一般C3三四五)。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月5日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

7月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

2022年9月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンパネッロ特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、天照賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、リュウバターに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中3週で迎えた7戦目は、アリアンロッド賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエルラティオに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中4週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、酒井忍引退記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、小田原北条氏誕生500年記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、泰山木賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

10月11日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、長谷賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のバジガクカルミアに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた12戦目は、ナツメッグ賞（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のワンラヴに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月13日、中4週で迎えた13戦目は、沈丁花賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2024年）

2月7日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、馬い!紅卵はサンサンエッグ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。