ティティボス（2004年生、母タニノアトラス）

ティティボス（2004年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時7歳）と交配したタニノアトラスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸節子。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方19戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月24日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェイケイセラヴィを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。1着となった。

12月22日、中8週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月9日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、逃げるヤマニンプロローグを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

7月22日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月15日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6歳（2010年）

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、春の兼六園特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた26戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、石川門特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアイアムアスリーダに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月25日、中3週で迎えた27戦目は、白山スーパー林道特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、小松那谷寺特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた29戦目は、輪島に響く御陣乗太鼓特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、能登飯田燈籠山祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた31戦目は、能登町キリコと灯りの祭典特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた32戦目は、秋の珠洲まるかじり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた33戦目は、宇出津港あかりフェスティバル特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた34戦目は、恋人の聖地うちなだ特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた35戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた36戦目は、トパーズ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、カウントダウン2011賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

7歳（2011年）

1月12日、中1週で迎えた38戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた39戦目は、探梅特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた40戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は有年淳騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた41戦目は、一般C1三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた42戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、チングルマレース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャインオブロードを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。