フェバリットガール（2006年生、母ソロシンガー）

フェバリットガール（2006年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「秘蔵っ子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したソロシンガーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月17日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2009年）

2月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスベルツリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキングパレードを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

12月13日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月23日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月7日、中5週で迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず18着に終わった。