ミスベルツリー（2006年生、母サクセスストレイン）

ミスベルツリー（2006年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女性＋鈴＋木」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したサクセスストレインが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地33戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

2月28日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた6戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェバリットガールを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池崎祐介騎手（1戦1勝）。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月12日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（10戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（11戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（12戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月2日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（13戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月23日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（14戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったカネトシスラーヴァにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月20日、中3週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（15戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5歳（2011年）

5月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（16戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（17戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったグァンタナメラにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（18戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマンダリンレイを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

6月19日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（19戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（20戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月3日、中9週で迎えた29戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（札幌芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6歳（2012年）

4月8日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（21戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月25日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月8日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（22戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。