カネトシスラーヴァ（2006年生、母カネトシシェーバー）

カネトシスラーヴァ（2006年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋名声、名誉（ブルガリア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時11歳）と交配したカネトシシェーバーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地31戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月8日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったハッピーパレードにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるホクトグレインを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月12日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフィクサーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したマルラニビスティーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

11月8日、中3週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2010年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたモエレアイドル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のミスベルツリーに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

7月17日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた20戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月6日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したネヴァーフェイドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月11日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2011年）

1月30日、中6週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた27戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月22日、中1週で迎えた28戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の鹿ケ谷特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上500万下の金倉山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。