マルラニビスティー（2006年生、母アリシーナ）

マルラニビスティー（2006年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「神に守られた（ハワイ語）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したアリシーナが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の十勝岳特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、備前屋によって1,732.5万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したタニノベローナに半馬身届かず2着に敗北した。

9月14日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月28日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったハウオリに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマヤノカピオラニを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月26日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカネトシスラーヴァをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず13着に終わった。

4歳（2010年）

1月24日、中5週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に敗れた。

4月11日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月20日、中9週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月31日、中3週で迎えた18戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月25日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノメルモを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月3日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5歳（2011年）

1月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月31日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はメジロスプレンダーと並んで7着同着となった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた30戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオーロカップ（東京芝2400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

12月25日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた33戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。