ネヴァーフェイド（2007年生、母ティルザリヴァーランズドライ）

ネヴァーフェイド（2007年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「決して色あせない」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したティルザリヴァーランズドライが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の御室特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、恵比寿興業那須野牧場によって913.5万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

4月4日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったメジロジェニファーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノメルモを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンカランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月25日、中8週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったカリバーンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中4週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したコンカランにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンデーミューズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月6日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネトシスラーヴァを3/4馬身振り切って順当に勝利した。

4歳（2011年）

1月10日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アスカトップレディに半馬身交わされて2着となった。

5月29日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のレジェンドブルーに3馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月31日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ギンザボナンザに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月10日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかがやき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の亀田特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2012年）

7月22日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月17日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（10戦2勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月24日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

6歳（2013年）

3月24日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。