コンカラン（2007年生、母クバター）

コンカラン（2007年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アルゼンチンの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したクバターが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アサヒ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって735万円で落札された。13歳のとき、ノーザンレーシングから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって440万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月12日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月30日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川田将雅騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川田将雅騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で川田将雅騎手（8戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ネヴァーフェイドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川田将雅騎手（9戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で川田将雅騎手（10戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウユーユメダンスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月28日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川田将雅騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のネヴァーフェイドをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

9月25日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で川田将雅騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

12月26日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の筥崎特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（13戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

3月27日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（14戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月25日、中8週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（15戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（16戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトラストワンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2012年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のリッカメルドをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

2月11日、中2週で迎えた25戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月14日、中3週で迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

12月1日、中9週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の再度山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったパッションダンスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2013年）

2月2日、中8週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた34戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月28日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（17戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月18日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。