ダイナチョイス（1984年生、母パリスチヨイス）

ダイナチョイス（1984年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したパリスチヨイスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦3勝2着1回。1987年の京都4歳特別(G3)に勝利した他、1987年の毎日杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

10月5日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のシーキャリアーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた4戦目は、吉永良人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったニホンピロクリアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（1987年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下の福寿草特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は上野清章騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイカツケンザンを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

2月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月10日、中5週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のダイカツケンザンに2馬身半の差をつけて重賞ウィナーの称号を手に入れた。