マエコウドリーム（1985年生、母オーロライツセイ）

マエコウドリーム（1985年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンシー（当時16歳）と交配したオーロライツセイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）塚尾牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害11戦2勝2着1回。1989年の阪神障害ステークス（秋）(ハンデ重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は中竹和也騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

7月31日、中2週で迎えた3戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた5戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイブキサガリュウを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。3着に入った。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で中竹和也騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で中竹和也騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンチュリオンからクビ差の2着に甘んじた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で中竹和也騎手（9戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモスティールに2馬身半の差をつけて優勝

9月2日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルエフェイマスに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は中竹和也騎手（10戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた20戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（12戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。