ロイヤルマスコット（1987年生、母コマノフアニア）

ロイヤルマスコット（1987年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時26歳）と交配したコマノフアニアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は柴崎勇騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3歳（1990年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月1日、中3週で迎えた6戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブランドポーラに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月15日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4歳（1991年）

1月6日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたシルキーブラック決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月24日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したインターラッキーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソシアルメーカーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

12月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（1992年）

1月6日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマチエールを半馬身振り切って3勝目を収める

4月25日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（12戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。