ホクトポルックス（1990年生、母マステンダー）

ホクトポルックス（1990年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカブラヤオー（当時18歳）と交配したマステンダーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地28戦3勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は1994年の舞子特別(900万下)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月7日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3歳（1993年）

1月9日、中6週で迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のパリスメイに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月24日、中2週で迎えた8戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着を確保した。

4歳（1994年）

1月16日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のスギノカチドキに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月10日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の’94ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

5月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のギャザウェイをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

5歳（1995年）

2月4日、約8か月半の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（10戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（京都芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

11月18日、約7か月の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた28戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6歳（1996年）

2月20日、中8週で迎えた29戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、早春特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、音部浩仁騎手を鞍上に迎えて、千葉特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月2日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた31戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で音部浩仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた32戦目は、薫風賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のアトランタリックをクビ差制して久しぶりに美酒を浴びた。

6月3日、中2週で迎えた33戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は音部浩仁騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた34戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた35戦目は、ジュライ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は音部浩仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた36戦目は、トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた37戦目は、オーガスト特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。