トウカイプリンス（2003年生、母ウッドスペル）

トウカイプリンス（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王子」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時15歳）と交配したウッドスペルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C3。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月11日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3歳（2006年）

6月10日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に敗れた。

7月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

9月11日、中4週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた5戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イイデタイセイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るケージーリクエストを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオートハンターを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セレナガールに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2007年）

3月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノーウォーリーズに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木忍騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンリトルオーに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月17日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、リヴェール（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木忍騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月29日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。