プレスティージオ（2013年生、母スーリア）

プレスティージオ（2013年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マジック(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時8歳）と交配したスーリアが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。2019年の福島民友カップ(オープン)で2着に入った他、2019年の大沼ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、奥裕嗣によって324万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月20日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のデピュティスカイに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のエポックに3馬身半の差をつけて制した。

3歳（2016年）

3月13日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るツーエムマイスターを交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったラストダンサーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4歳（2017年）

4月2日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダノンフェイスに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

5月14日、中5週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の薩摩ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたマインシャッツ決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のラユロットをアタマ差振り切って5勝目をゲットした。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5歳（2018年）

1月20日、中3週で迎えた18戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月31日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月13日、中3週で迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた22戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月18日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

6歳（2019年）

6月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

8月10日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた27戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月17日、中9週で迎えた28戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、マイネルユキツバキに3/4馬身交わされて2着となった。

7歳（2020年）

4月12日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた30戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

11月1日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

8歳（2021年）

1月17日、中6週で迎えた33戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6月19日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月21日、中8週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

9月26日、中4週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。