スコッツデール（2002年生、母ワシントンシティ）

スコッツデール（2002年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海外ゴルフコース名（アリゾナ州）」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したワシントンシティが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝2着2回、地方8戦2勝2着1回。2005年の東海ダービー(地方重賞)で2着に入った他、2005年の駿蹄賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロングゴージャスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたタガノデンジャラス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2005年）

1月23日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B14（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノヒノデに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセントレアリキ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

11月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4歳（2006年）

5月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、一般C3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

5歳（2007年）

7月11日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から35kg絞って迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビギンに8馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

9月19日、中9週で迎えた11戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。