タガノデンジャラス（2002年生、母フレンドレイ）

タガノデンジャラス（2002年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋危険な」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時11歳）と交配したフレンドレイが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地33戦5勝2着6回、中央障害7戦1勝。2006年のオーストラリアトロフィー(オープン)に勝利した他、2005年の若葉ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白老ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

11月20日、中2週で迎えた2戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったイヤダイヤダに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスコッツデールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したブライトトゥモローを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウォーターヘンリーに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤフジに3/4馬身届かず2着となった。

4月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月25日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2005ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったオースミグラスワンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウカイカムカムに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

2月19日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。最後はマイネルデュプレと並んで2着同着となった。

3月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラゲイルにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサンバレンティンに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月22日、中2週で迎えた19戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクネクサスをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

7月23日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた21戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5歳（2007年）

2月3日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた23戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月1日、中2週で迎えた25戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた26戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた27戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月29日、中8週で迎えた28戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた29戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月23日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの2007ファイナルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた31戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた32戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月24日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトーワヒヨシマルに9馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月22日、中1週で迎えた37戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた39戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で高田潤騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。