エオロ（2012年生、母トウカイポプリ）

エオロ（2012年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する風の神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時13歳）と交配したトウカイポプリが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2015年）

6月22日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったプリサイスキングに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンデーサーヴィスに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンシャインラブに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のレサンスに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月14日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2016年）

3月5日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（2017年）

1月17日、約9か月の休養明けで迎えた10戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のキャプテンバローズをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、亘と綾の愛は永遠特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンタレジーナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ニラのおやき特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウナガヨリを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、伊藤一人勤続25年特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、ワラビ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。