ユキノスイトピー（2000年生、母シークレットローズ）

ユキノスイトピー（2000年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したシークレットローズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地27戦6勝2着1回。2003年のフィリーズレビュー(牝G2)で4着に入った他、2003年のエルフィンステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズカラムクンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月7日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく最後はタマモリッチと並んで6着同着となった。

10月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカメリアローズを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

12月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦2勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したチアズメッセージを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月13日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で須貝尚介騎手（9戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で須貝尚介騎手（10戦2勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月13日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で須貝尚介騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のリユウフオーレルメモリアル（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で須貝尚介騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイクミーハイヤーに1馬身半の差をつけて制した。

2月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で須貝尚介騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で須貝尚介騎手（14戦3勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で須貝尚介騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

5月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月31日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（16戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（17戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（18戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のナリタブライアンメモリアル（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（19戦3勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のスピードシンボリメモリアル（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（20戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のスペースリーダーをクビ差振り切って4勝目を手にした。

12月18日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（21戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（22戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のキタノスザクを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月20日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（23戦5勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のマイネサマンサに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月12日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手（24戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。