テイクミーハイヤー（2000年生、母ワディア）

テイクミーハイヤー（2000年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「もっと高い所へ連れて行って」。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時17歳）と交配したワディアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の春日特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップレーズン賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったドレスサークルから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフィバリッシュに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノサブライムを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2004年）

1月5日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のリユウフオーレルメモリアル（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったユキノスイトピーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンショーオーを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

3月28日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月14日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた19戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のスピードシンボリメモリアル（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月11日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月16日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月2日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。