ニシノサブライム（1999年生、母ブランドノーブル）

ニシノサブライム（1999年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時7歳）と交配したブランドノーブルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地34戦6勝2着4回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年のサンシャインステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月8日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したダイワファルコンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月28日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月15日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したライブインザムーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたカフェブリストル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月17日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエーピーコンロンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2002年）

1月12日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下の黒竹賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた9戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポジテブサプライズに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4歳（2003年）

1月25日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月30日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたテイクミーハイヤー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のマルブツトップを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

11月3日、中5週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月23日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルダオスを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハリケーンルドルフをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月7日、中2週で迎えた23戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトレジャーハンターをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月25日、中6週で迎えた25戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦2勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

9月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月7日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦2勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6歳（2005年）

1月23日、中5週で迎えた30戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた31戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7歳（2006年）

1月7日、中3週で迎えた33戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた34戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月22日、約9か月の休み明けで迎えた35戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。