第42回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

ニシノサブライムが馬群を引っ張る展開、少し離れた2番手をスーパージーンが追走

ニシノサブライムが逃げを打ち、後続との差を2馬身以上保って馬群を先導。単独の2番手にスーパージーンが続く。そのあと、エリモシャルマンが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはシャーディーナイスとスウィフトカレント。その1馬身後ろ、トレジャーとナムラサンクスは中団やや前。レニングラードとハッピールックは中団後方の位置。後方7番手で腰を落ち着けて折り合いをつけるのはダイタクバートラム、マーブルチーフ、チャクラら3頭。その少し後ろ、後方2番手の位置でじっとしているのはグラスポジション。少し離れたシンガリにテンジンムサシがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、レニングラードが後方から切れ味のいい差し脚を繰り出して前方の各馬をまとめてねじ伏せる

先頭はニシノサブライムでリードは半馬身。2番手にスーパージーンが続く。そのすぐ後ろ、エリモシャルマンとスウィフトカレントが3番手。1馬身離れて、シャーディーナイスとナムラサンクスが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、後方3番手にいた2番人気のレニングラードが鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は段々と追い迫ったテンジンムサシをクビ差で封じて勝利を決めた。2着のテンジンムサシからアタマ差の3着には、2番手の位置から力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったスーパージーンが入った。そこから2馬身遅れた4着には、最後方で直線を迎えたダイタクバートラムが入線、さらに半馬身差の5着には、後方3番手にいたマーブルチーフが食い込んだ。1番人気のグラスポジションは後方3番手にいたが伸びあぐねて10着に敗れた。