メドゥシアナ（2014年生、母インディストラーダ）

メドゥシアナ（2014年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天馬の母メデューサの頭に生えている蛇」。毛色は栗毛。種牡馬のコンデュイット（当時9歳）と交配したインディストラーダが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2016年の若鮎賞(地方重賞)に勝利した他、2016年のプリンセスカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、追分ファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって324万円で落札された。

千葉幸喜厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2016年）

7月16日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノチーノに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したヤコウレッシャにクビ差届かず2着となった。

11月28日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したスターインパルスを差し切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2017年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

4月2日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳M3のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったダンストンレガーメにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳M2の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のばんえい十勝杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（8戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダンストンリアンを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

11月25日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2018年）

1月8日、中5週で迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月7日、中7週で迎えた16戦目は、皐月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、夏至特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた20戦目は、小暑特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月29日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた22戦目は、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（10戦2勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた23戦目は、盛岡舟っこ流し特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、秋風特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月23日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた25戦目は、長月特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた27戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。