ダンツワンダー（2000年生、母ミヤマビユーテイー）

ダンツワンダー（2000年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したミヤマビユーテイーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。2002年のアイビーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大宮牧場門別分場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって2,677.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワールドシチーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したタガノラフレシアを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、エースインザレースに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

3月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグラスフロンティアをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

12月21日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。