スイートフラム（2008年生、母スイートフルーレ）

スイートフラム（2008年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋炎（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したスイートフルーレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2十十一。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月14日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3歳（2011年）

5月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月10日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

10月24日、中5週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のさざんか賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のポインセチア賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアライズドリームを差し切れず、3馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったビッグショットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十三十四十五（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったベルモントセブンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のマルタノホシに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月12日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着を確保した。

5歳（2013年）

3月14日、約10か月の休養明けで迎えた18戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四イ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアンビエントに1馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

4月5日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートフローラルを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月9日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡紀騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、フォーチュンスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。