ダイナサンキュー（1984年生、母メルシーダイナ）

ダイナサンキュー（1984年5月5日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時13歳）と交配したメルシーダイナが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦3勝。1986年のデイリー杯3歳ステークス(G2)に勝利した他、1986年の野路菊賞(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

9月6日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は406kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスティビーパワーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハヤトナスランに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月1日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るオカノアスティーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。